30年前の洋楽ヒット・パレード


by musicsF

ビートルズはカヴァーで知った

カム・トゥゲザー
エアロスミス

 洋楽を聴き始めるきっかけは様々あるだろうが、親や兄姉が聴いていたのに影響されたという例も少なくない動機だろう。
 こういった方々は過去の作品に接する機会にも恵まれていたこともあって、リアル・タイムのものだけではなく、既に当時は活動していなかったアーティスト達に対しても同じかそれ以上に影響をうけることも多いのだと思う。

 近年は人気が出てもあまり過去に遡ってカタログを求める傾向が少ないといわれているが、私達の時代もリアル・タイムのものを追っかけていくことが先決で、特に学生の間は少ない資金をやりくりして新譜やライヴに優先しながらもお気に入りのアーティストの旧作を廉価盤になったのを機に揃えていっていた。

 また情報源もほぼラジオか音楽誌に限られていたため、年長者のファンと接することがないとなかなか過去の作品を知ることは出来なかった。

 中学生時代の私の周りにも洋楽ファンはいたが、やはりベイ・シティ・ローラーズやオリヴィア・ニュートンジョン、カーペンターズ、ビリー・ジョエルにアバなど当時、日本でうけていたアーティストのファンで、ビートルズのファンで彼らの過去のアルバムを持っていた友人と知り合ったのは高校生になってからだった。

 こういった状況だったこともあって私は中学生時代にビートルズの作品に接することはほとんどなかった。
 そんな中でビートルズの楽曲を使った映画「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」というものが鳴り物入りで登場してきた。
 FMポピュラー・ヒット・パレードにもこのアルバムからエアロスミスの「カム・トゥゲザー」とアース・ウインド&ファイアの「ガット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」がランク・インしたことでこれらのビートルズの作品を私はこういったカヴァーで最初に知った。

 シングル・ヒットこそそこそこ出たもののこの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は映画そのものの興行が失敗したこともあり、アメリカでは史上最大の返品記録アルバムといわれるほど期待を裏切るセールスに終わり、RSOが「サタデイ・ナイト・フィーヴァー」でせっかく得た収益を吐き出すことになってしまった
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by musicsF | 2008-10-22 17:17 | 洋楽